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ブームに火をつけた「書道ガールズ甲子園」
2010年01月30日 00:00更新
今年元旦のこと。珍しく早起きした筆者が、何気なくテレビをつけて目にしたのが、日本テレビ『新春ズームイン!!SUPER』で放映された「書道ガールズ甲子園」だった。予選を勝ち抜いた高校の女子書道部5組のメンバーが、10メートル四方はありそうな大きな用紙に書を描き、その技術やパフォーマンス、メッセージ性を競い合うというもの。
高校生が集団で何かに打ち込む姿を取り上げるのは、『ウォーターボーイズ』以来の流行。だから、最初は「水球、ブラスバンド、ダンスの次は書道かよ」と冷めた目で見ていたのだが、いざ女子高生たちのパフォーマンスが始まると、思わず見入ってしまった。書道というと「静」のイメージがあるが、そこで繰り広げられていたのはまったくの別物。それぞれ独自のチーム衣装に身を包んだ女子高生たちが、ポップな音楽に合わせ、激しく動き回りながら描いていく。年頃の女のコたちが、外見を気にすることなく(実際には気にしているんだろけど)、髪を振り乱しながら一生懸命演じる姿が何ともさわやかで、けっこう感動もんだったのである。
実は、この「書道パフォーマンス」は、日本テレビのアイデアによるものではなく、愛媛県四国中央市で開催されている「書道パフォーマンス甲子園」が原型。2008年7月に『ズームイン!!SUPER』がその様子を取り上げたところ、高視聴率を獲得。そこで同番組が、2009年元旦に第1回「書道ガールズ甲子園」を開催。それが大きな評判を呼び、今年元旦に第4回大会が実施された。
こうした「団体戦」が行われるようになったこともあってか、高校の書道部はかつてない盛り上がりを見せていて、強豪校のなかには50人近い部員を抱えるところも。「書の甲子園」と呼ばれる「国際高校生選抜書展」には昨年1万5000人以上が参加した。パソコンの普及で字を書かなくなったといわれるが、高校生の間では、日本の伝統文化である書道が復活しつつあるのだ。
ちなみに「書道ガールズ甲子園」は、成海璃子主演で映画化が決定。今年5月に全国公開される。これがヒットすれば、書道ブームに拍車がかかるのは間違いないだろう。
text by:国府田昌史
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