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ネルソン・マンデラってどんな人?
2010年02月05日 12:00更新
この映画でモーガン・フリーマン演じる主人公、ネルソン・マンデラは、南アフリカ共和国の政治家である。1918年、南ア共和国の現地人の子として生まれ、ウィトワーテルスランド大学法学部に入学。在学中の1944年にアフリカ民族会議(ANC)に入党し、反アパルトヘイト運動に取り組み始めた。
アパルトヘイトとは、白人と非白人との関係を差別的に規定する人種隔離政策のこと。この時代の南ア共和国では、人種によって住む地域を決めたり、レストランやホテルなどの公共施設を白人用とそれ以外に区別したり、人種の違う男女の恋愛・結婚を禁止したり、そのほか就職、賃金、教育、医療、宗教など日常生活のあらゆる部分において非白人を差別する政策が制度化されていた。ネルソン・マンデラが所属するANCは、この非人道的な人種差別に抵抗し、戦うべく立ち上がったのである。
しかし、この運動によってネルソン・マンデラは、反逆罪に問われることとなった。1961年にウムコント・ウェ・シズウェ(民族の槍)という軍事組織を作り、最初の司令官となったネルソン・マンデラは、1962年に逮捕。1964年からロベン島に収監、1982年からはケープタウン郊外のポルスモア刑務所に移監。1990年に釈放されるまで、27年もの長きにわたって獄中生活を余儀なくされた。
それでも反アパルトヘイト運動への熱意は衰えることなく、獄中からも運動を指揮し続けたという。釈放後はANCの副議長、その後、議長に就任。アパルトヘイトを撤廃する方向へと南ア共和国を導いたことで、1993年にはノーベル平和賞を受賞する。1994年には、南ア共和国史上初の全人種参加選挙が実施され、ANCが勝利をおさめるとともに大統領に就任。同時に新憲法が制定され、ここでアパルトヘイトは完全に撤廃された。
映画は、アパルトヘイトの撤廃により新たに開かれた社会を祝うかのように95年に南ア共和国で開催されたラグビーのワールドカップを通して、大統領就任2年目のネルソン・マンデラが自国をひとつにまとめていく過程を描いている。
text by:鈴木麻由美
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