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龍馬を演じた役者たち
2010年02月07日 00:00更新
『龍馬伝』で描かれる龍馬は、「人の話をきちんと聞き、人の気持ちをよく理解する。柔らかな側面や多面的な魅力を持った人物」。「『龍馬が龍馬になる前』の段階をしっかり演じたい」とは、福山談(『AERA Mook』より)。幼少の頃の龍馬は、いつも姉の乙女に気合いを入れられている。青年になってからは、昔なじみの弥太郎と泥川で格闘したり、土佐藩の上士にゲタで殴り飛ばされたり。豪放磊落というよりは、臆病者で甘えん坊で、少年っぽさ、素直さ、優しさが強調された龍馬、という印象だ。昨年秋に放送され、最終回では全局連続ドラマ最高視聴率の25.3%をたたき出したTBSドラマ『JIN-仁』で、内野聖陽が演じた龍馬とはだいぶイメージが違う。"内野龍馬"は、コミカルな演技も秀逸で、己の興味が向くところへどんどん突き進む「いかにもイメージ通りの龍馬」。
過去に、龍馬を主役としたり、あるいは幕末の志士の1人として登場させた、テレビドラマ・映画・舞台は数限りなくある。そして龍馬を演じた俳優たちも、実に多彩。一例を挙げれば、司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』。北大路欣也(1968年、NHK大河ドラマ)にはじまり、その後も民放各社が製作、萬屋錦之介(1982年)、上川隆也(1997年)、七代目市川染五郎(2004年)などが龍馬を演じた。ほかに、龍馬として登場した人物らを挙げると、真田浩之、藤岡弘。、中村雅俊、仲村トオル、江口洋介など。『篤姫』で龍馬を演じた玉木宏も、近年では人気が高かった。
また、ダウンタウンの浜田雅功も『竜馬におまかせ!(1996年)』で主演。三谷幸喜脚本のコメディドラマで、視聴率は今一つだったもののいまだにコアファンは多く、DVD化希望の声も高い。映画では、その起用がなぜか納得させられる武田鉄矢や、渡辺謙、トータス松本など。舞台は顔ぶれが一層派手(!?)。ミュージカル『坂本龍馬』では西城秀樹が主役を張り、宝塚歌劇団では、テレビでおなじみの真矢みきも龍馬を演じた。司馬遼太郎が幕末の志士として歴史の隅から見出したとされる坂本龍馬。今や、多くのスーパーヒーロー・坂本龍馬が、溢れている。
text by:松谷あびる
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