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大河ドラマの制作費はハンパじゃない!?

2010年02月07日 00:00更新

女優陣の息をのむような絢爛豪華な衣装、時代考証に基づいた美術調度品。NHK大河ドラマを見ていると、「結構、お金かかっているなあ」と、ため息まじりに思うことがある。では、番組制作費はいくらぐらいなのだろう?

数年前、不祥事続きだったNHKが経費の透明性を高める目的で公表した「平成18年度ジャンル別番組制作費」によると、出演料、脚本料などの直接制作費に、人件費、機材費を加えた費用は、当時の大河ドラマ『功名が辻』が1本当たり6110万円だった。同作品は49話だったので、単純に計算して約30億円弱の総制作費がかかったことになる。同時期の番組を見渡すと、音楽番組『BS日本のうた』で3720万円、情報番組『ためしてガッテン』が1680万円、教育番組『お母さんといっしょ』320万円、朝ドラの『純情きらり』810万円、(いずれも1本当たりの制作費)。いかに大河ドラマに傑出したお金がかけられているかがわかる。

ちなみに、歴代の大河ドラマの中で『功名が辻』の制作費は「松竹梅にたとえれば『義経』は松の上、『功名が辻』は松の下、『新選組!』は梅の中ぐらい」(NHK芸能番組センターの吉川幸司チーフ・プロデューサー)だそうだ。

時代劇の多い大河ドラマでは、セットなどの美術費が半分以上を占める。『篤姫』で見た、きらびやかで豪奢な大奥のセットは記憶に新しいところ。また『龍馬伝』の第1話では、福山雅治がホコリをかぶった様を演出するため大量のコーンスターチを使ったり、煙を表現しようと巨大な蚊取り線香をたいたりと、美術スタッフのこだわりも相当だ。

民放だったら、こんな職人気質のこだわりはなかなか許されない。民放の連ドラは、まず主演の俳優ありき。誰が出ているかによって視聴率が決まるため、各局とも旬の俳優を押さえようとするあまり出演料が高騰し、制作費の大半をもっていかれてしまう。そのうえ、昨今の不況で広告収入は激減。最近、民放各局のドラマが減り、情報番組やバラエティー番組が増えているが、これもまた致し方ないのかもしれない。

text by:中嶋典子


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