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はじめは手作業で地図を?カーナビの歴史

2010年02月08日 00:00更新

 ここでは、カーナビの歴史をカンタンにふり返ってみよう。

 世界初のカーナビを開発したのはHondaのようだ。公式HPには、1981年に発売された「エレクトリックジャイロケータ」が画像付きで「世界初のカーナビ」と紹介されているが、ややレトロな風貌。地図上で道案内してくれる、というのは現在ものと同じだが、軌跡を表示してくれるディスプレイの前に毎回手作業で地図のシートをセットしなければならないという、今から考えるととてもアナログなシステムだったようだ。

 1990年、パイオニアによって、GPS衛星から位置測定用の電波を受信する市販GPS式カーナビ(AVIC-1)が登場した。こちら「衛星から送られてくるデータを使って現在位置を知る」ことはできるが、今のように地図がスクロールすることもなく、道順を示唆する機能もない、いたってシンプルなシステム。ところが衛星を使ったカーナビは当時としては画期的で、40万円近かったにもかかわらず、開発者の予想をはるかに上回る売上げを記録したという。

 この先の進化は早い。1996年、道路交通情報をリアルタイムに送信してくれるVICSの道路交通情報提供サービスがスタート。翌年、パイオニアはVICSに対応した膨大な地図データを1枚のDVDに収納し、それに対応したDVD-ROM搭載カーナビ(AVIC-D700)を発売した。これ以降カーナビの地図メディアが大容量化するが、この頃からカーナビの画面表示も進化。バードビュー(XANAVI)、バーチャルシティマップ(Panasonic)など、立体感ある画面表示をするカーナビが次々登場した。

 21世紀に入るとカーナビもよりデジタル化。2001年、パイオニアが音楽CDから音楽データを詰めこめるHDD内蔵モデル(サイバーナビ)を発売、2002年にはネットを利用した通信カーナビ(エアーナビ)を発売。この後、カーナビの高性能化が一気に進み、現在では各メーカーから、ワンセグを視聴できるもの、ゲームで遊べるもの、アニメの声優の声をダウンロードできるものなど多様なカーナビが市販されているのは、みなさんご存じの通りだ。

text by:庄司健一


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