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社内コミュニティを作り会社を活性化したい
終身雇用制が一般的だった時代、国内企業には社員がインフォーマルな形で集まる社内コミュニティ(社員旅行、QCサークル、同期会、勉強会など)が数多く存在していて、業務の場だけでは得ることができないさまざまな効果を従業員にもたらしていた。例えば、社内コミュニティに参加することで、「上司・部下、先輩・後輩の枠を超えて気軽に話ができるようになった」「他部門の社員とも知り合えるようになり情報交換ができるようになった」「部署間の連携が取りやすくなった」「顧客ニーズや営業ノウハウ、技術ノウハウなどの共有・継承が促進された」「離職率が減った」「資格取得などのスキルアップに役立った」など、その効果は多方面に及んでいた。しかし、残念ながら、現在ではこうした社内コミュニティ活動が急速に減り続けており、それに伴い、円滑な業務遂行にも支障をきたすケースがでてくるようになった。そこで、今回は社内コミュニティの重要性を再確認しながら、新しい社内コミュニティ活性化のための方策を紹介する。
【解決策1】リアルな社内コミュニティの場を増やす
すばらしい活躍を見せている、周囲からの評価も高い社員の場合、しっかりとした人的なネットワークをいくつも持っているというケースが非常に多い。つまり、会社でビジネスを成功に導いたり、高い目標を達成したりするには、優れた専門能力や社内ポジション(地位)だけでなく、人を動かす力(人的なネットワーク)も重要な要素の1つになっている。しかし、最近はオフィスのIT化が急速に進んだことで、社内コミュニケーションが希薄になり、会社の業績よりも個人の成長に重点を置く社員が増えてきた。その結果、人的なネットワークを形成する機会も意欲も減り続け、会社としての組織力を発揮できないケースが増え始めている。また、社内コミュニティが活性化されていない状態では、面識のないメンバーも増えてくることになる。こうした状況が長く続くと、なかなか打ちとけ合うことが難しくなり、率直に意見を述べ合うことができなくなる恐れが出てくる。
したがって、できるかぎり業務で直接関係のないような社員同士でも会う機会を増やしていくことが大切。例えば、社内運動会を実施したり、個人が発案者となって実施する各種イベントを会社がバックアップしたり、社内報等でこうした活動を積極的に取り上げたりすると効果的だ。
また、たとえ後述する社内コミュニティサイトが円滑に機能している場合でも、できるかぎりオフラインで会う機会も増やしていく努力が必要だ。実際に会って話をしてみると、オンラインとは違った形で、さらに多くの情報を交換できるようになり、その後のオンラインでのコミュニケーションの円滑化にも大いに役立つことになる。
【解決策2】社内コミュニティサイトを開設する
社内コミュニティサイトを実際に立ち上げる場合、そのコミュニティに簡単に参加でき、自由に発言ができる環境や雰囲気を提供することが大切。これを実現するには「グループウェア」「社内SNS」「社内ブログ」を利用するとよい。
図1 社内SNSの画面例
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資料提供:株式会社サンスイ
例えば、グループウェアの中には、社内SNSを開設するための機能をサポートしている製品があり、これを利用すれば、自由にコミュニティを開設して、好きな時間に閲覧したり書き込みしたりすることができるようになる。コミュニティは自由なテーマで作成できるので、業務とは直接関係のない分野の話題で、社員同士のコミュニケーション促進を図ることができ、上司の意外な面を発見できたり、口数の少ない部下の意外な意見を聞くことができたりするなど、人間関係の円滑化に効果を発揮する。また、参加条件を設定することで、参加する人の管理を行うこともでき、その社内コミュニティ内の機密性を保つことも可能だ。
図2 社内ブログの画面例
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資料提供:株式会社ドリコム
さらに、社内ブログ機能を利用すれば、ブログを各社員に設定したり、グループブログ(複数人で共有するブログ)を開設したりすることが簡単に行える。グループブログは社内コミュニティの活動内容やプロジェクトの進捗状況を共有することができ、必要に応じて閲覧制限(アクセスコントロール)をかけることも可能だ。
一方、社内コミュニティをいくつも立ち上げてはいるものの、それが社員の活性化につながっていないという悩みを抱えているなら、社内コミュニティを活性化させるための運営ノウハウを身につけることができる「社内コミュニティリーダー養成研修」を受けるという手もある。こうした研修に参加して、開設した社内SNSもしくは社内ブログを有効に活用するための方法も身につけておくとよいだろう。社内コミュニティサイトを運用する上でのコツとしては、たとえば、「役割分担を無理に決めないこと」「業務に関係ないことでも書き込める環境にする」「SNSへの書き込みは業務時間内に行ってもよい」「業務とプライベートを織り交ぜた書き込みを歓迎する」などをあげることができる。
(掲載日:2010年01月08日)
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